2007年8月15日水曜日

シニアネット 『おいおい』 第602号

━━ senior citizen net ━━━━━━━━ 2007/08/05━━

     シニアネット 『おいおい』      第602号
 
━━━━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━

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 露涼し形あるもの皆生ける       村上 鬼城

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 うだるような暑さ。真夏の太陽は燦燦と照りつける。草の葉が朝露に濡れています。その輝く夏の露が反射して、眼に見えるあらゆる「形あるもの」の生命を感じとる。生命あるものを「皆生ける」と感動する。生命の躍動の賛歌であるが、どことなく人生的な「哀れ」を感じさせるところが、作者の俳句の身上である。
「作風は2つの特徴がある。1つは「骨格の太さ」である。とく格調の高さとも通うもので、堂々とした風格ある作品が多い。これは武士の家に生まれた誇りと無縁ではないだろう。」(『現代俳句大事典』より)。鳥取藩上屋敷に生まれる。(1865-1938)。

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