2007年7月20日金曜日

シニアネット 『おいおい』      第594号

━━ senior citizen net ━━━━━ 2007/07/16━

  シニアネット 『おいおい』      第594号
 
━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━━

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 ゆくもまたかへるも祇園囃子の中      橋本 多佳子               

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 京都の祇園祭は、16日宵山、17日山鉾巡行がある。7月になると、鉾町の会所などで祇園囃子の稽古が始まる。7月は連日行事がある。鉾町の旧家では家宝の屏風を飾る。京都の町全体が、祭り一色になる。一気に祭り気分になるのでなく、一日一日と祭りムードになる。そうした京都の空気をうまく表現されている。1944年より疎開先の奈良市あやめ池に住んでいた。『紅糸』(1951年)の中の句。京都の独特な「祇園囃子の中」にいて、コンチキチンの囃子に聞き耳をたてたのだろう。いつのまにか祭りモードになっていく。東京生まれ。(1899-1963)。

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  ◎600号と6周年記念になる◎
 弊誌の創刊は2001年7月23日(ふみの日)である。この23日は創刊6周年記念日。馬齢を重ねたものだ。最近の編集方針が偏って来ていることへの自己批判をしたい。
毎号の内容は「社説」の羅列である。そこには批判も主張も無い。一方で、新聞社の「社説」の位置も大きく変化している。「社説」は、新聞社の「主張」であるはずだ。産経新聞は「社説」が無くて「主張」となっている。他社と違う味を出したいのだろう。各新聞社の「社説」は、論調から時事解説になっていることもある。そんなもんだとか、そうなのだよ、という解説の社説が多くなっている。
それに追従する訳にはいかないのだが、「社説」に同情的になる。シニアの立場から、「市民」の立場から、世の中を見たいという努力はしているつもりだが、ついつい力が入り、長文の引用になる。引用を省略できなくなる。論者の論調に同情的になる。「おちょくる」立場を忘れてしまう。
時事問題の見方に、「標準的な基準」がなくなってきているためだろう。世の中の出来事が、正しい見方が出来なくなっている。人間としての当然の「基準」が見失われているのでは無かろうか。その「基準」を求めているつもりだ。まだ、「社説」には新聞社の良心であるように思う。その良心を大切にしたいとも思う。
 1つの区切りに当り遅い変化だが、小さいが変化して行きたい。小さな変化だがすこしずつ変化を継続していきたい。

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