2007年7月5日木曜日

シニアネット 『おいおい』 第588号 巻頭紹介

━━ senior citizen net ━━━━━ 2007/07/03━

   シニアネット 『おいおい』    第588号
 
━━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━

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 平凡な雨の一日半夏生       宇多 喜代子

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 7月2日は「半夏生(はんげしょう)」、夏至から11日目。この日から5日間を「半夏生」という。農家は田植えを終わり、上半期の農事をおえた祝い事をする。この日の天候で稲作の吉凶を占った。雨は毒気を降らせ、大雨や出水をもたらすと恐れられた。大阪近郊では,蛸の足のように、稲の根が大地に吸い付くようにと蛸を食べる。収穫した新麦や麦団子を供える地方もある。
「平凡な雨の一日」であったので、作者は安心したようだ。山口県出身。(1935- )。読売新聞俳壇選者。現代俳句協会会長。
 
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 ◎(コラム)7月1日は「山開き」◎
7月1日;日経コラム(春秋)
  http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20070630AS1K2900430062007.html
『1日は富士山の山開き。残雪の影響で頂上まで行けるか危ぶまれたが、富士吉田口の旅館組合関係者らの懸命の雪かきで何とか無事に道がついた。記録的暖冬で降るときに降らなかった雪が春先にドカッと降った。異常気象の表れだろう。▼登山家の野口健さんは年末年始の1カ月間、ヒマラヤにいた。滞在中に雪は一度も降らなかった。「これじゃ、東京に雪が降るわけがない」。なのに帰国後、本来、降らないネパールの首都カトマンズに60年ぶりの雪が降った。地球は不安定になっている。ヒマラヤの異変は地球全体の異変だと野口さんは言う。▼チベット語でエベレストはチョモランマ(万物の母)という。5月に中国のチベット側からも頂上に立った野口さんは過酷さゆえ改めて「死の山」との思いを抱いたが、山の環境は様変わり。ベースキャンプ(5200メートル)の入り口に売店やホテルが建ち、ラサからの道は完全舗装で新婚旅行のメッカになっていた。▼来年8月の北京五輪の聖火がチョモランマ山頂を越えるため開発の流れは止まらない。昨年のきょう、青海省の西寧からラサまで開通した青蔵(せいぞう)鉄道は、中国のすさまじい西部開拓意欲の表れだろう。海抜3650メートルの天空の都・ラサは、迷宮の霊山ではなく、建設ラッシュで想像を超える都市に変貌していく。

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