2007年7月5日木曜日

シニアネット 『おいおい』  第587号 巻頭紹介

━━ senior citizen net ━━━━ 2007/06/30━

     シニアネット 『おいおい』    第587号
 
━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━

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 大茅の輪裡は鏡の如く照る       波多野 爽波

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 昭和59年作。陰暦の6月30日は夏越の禊である。1年を前半と後半に分けて、前半の身の穢れを清める神事を行う。「夏越の祓え」は日経新聞のコラム「春秋」に譲ろう。最近は新暦の6月30日に行う。「茅の輪」の裡に日が輝くと、それも鏡のように見える。一種不思議な味わいがある。作者には、「大金を持ちて茅の輪をくぐりけり」という句もある。
 東京都生まれ。(1923-1991)

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◎(コラム)「茅の輪」の「夏越えの祓い」◎
30日;日経コラム「春秋」
 http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20070629AS1K2900129062007.html
『今年ももう半分が過ぎる。カレンダーを見ながら半年の間にあった悪いこと反省すべきことを思う人も多かろう。そういう人のために6月末日には古来「夏越の祓」がある。大みそかの大祓(おおはらえ)から半年の間にたまった罪穢(つみけが)れを消す行事だ。▼江戸後期の本『東都歳時記』には「諸人群集」してにぎわう隅田川べりの真先(まっさき)神明宮の絵が載っている。そのお宮の現在の姿である東京・南千住の石浜神社には、チガヤを束ねて作った直径2メートルほどの「茅(ち)の輪(わ)」を設けてある。これを3度くぐって、自分の罪穢れを移した紙の人形(ひとがた)を神社に納め祓い清めてもらう。

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