2007年7月12日木曜日

シニアネット 『おいおい』  第591号

━━ senior citizen net ━━━━━ 2007/07/08━━

   シニアネット 『おいおい』     第591号
 
━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━━

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 梶の葉にかへて芭蕉に星のうた      高浜 虚子

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 大正7年(1918)作。『私の通っていた女学校は毎年七夕の日は授業を休んで七夕祭をした。父が「芭蕉の葉を1枚剪って持っておいで」といった。揮毫してくれた芭蕉の葉を風に破れないようにかばいながら学校へ行った時の心持を忘れない。』(星野立子編『虚子一日一句』より)
 「梶の葉」は、古来、七夕には七枚の梶の葉に、星に手向けの歌を書いて供えるならわしがあった。梶は製紙材料となるクワ科の落葉高木で10m近くになる。葉はハート型で先が尖っている。作者には、「手をとってかゝする梶の広葉かな」の句もある。

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