2007年8月3日金曜日

シニアネット 『おいおい』  第598号 巻頭

━━ senior citizen ━━━━━━━━ 2007/07/28━

     シニアネット 『おいおい』   第598号
 
━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━━

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 裸子をひとり得しのみ礼拝す      石橋 秀野

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 昭和22年の死の2ヶ月前の作。戦争中に肺結核の病を得た。当時は不治の病だった。傍らに眠る幼子を残して死に行く母親の愛惜の句である。38歳の若さで死去した。自らの分身の娘に何もしてやれない。いまはただ礼拝(らいはい)するのみ。「らいはい」は仏教用語。キリスト教では、「れいはい」と言う。ここでは「らいはい」とカナが振られている。母親の必死に「仏へすがる」姿が伺える。大乗の姿である。
幼児を抱えての自宅療養も不可能となり、療養所へ入院する。「蝉時雨児は担送車に追ひつけず」が辞世の句になった。メモ用紙に青鉛筆で走り書かれていた。石野秀野は山本健吉の妻で、奈良県生まれ。(1909年―1947年)。
 
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  ◎DELL流のSCMのすばらしさを体感しました◎
 パッケージ製品を受注するSCMである。顧客は、細心の注意を払い、注文書をつくる。自作のパソコンを作るように楽しみながら作業をする。何度も何度もチェックする。納得してから注文をする。Dell Site では専門のセールスが対応してくれる。発注書を共同で作ってくれる。15日(日)にその楽しい作業をして注文した。16日(祭)に現金を振り込む。17日に振り込み確認。私のオーダー番号を入力すれば、私のパソコンの情報が出て来る。18日に生産開始して、その日のうちに生産完了。その日のうちに船会社の倉庫へ倉入。21日に船は出ました。日本海は荒れてないので予定通りに着きました。最初、天候により遅れることがあるいう情報がありました。25日に日本の港に着く、26日の正午すぎに宅配。配達の人が、「Vista を持ってきました」といっていた。Dellと言わなかった。何故だろう。Dellの会社を知らないのだろうか。VistaがDellより有名になったのだろうか。
 私のいろいろな注文の部品(ソフト)を1日で生産するのだろう。日本のSCMは資材調達のプロセスのSCMだが、DellのSCMは見込み生産のSCMである。これでは、日本の電気産業が負けるのは理解できる。徹底した『標準化生産』である。日本の「お客様は神様である」は顧客のためになっているのだろうか。『顧客は奴隷』と見てるのではないか。
 蛇足だが、私の初歩的なミスで、問い合わせた。チャットで指導してくれたのは驚きであった。物の輸送の話は、現地の中国人が対応。技術サービスは、日本人の女性の技術に詳しい技術者が対応しているようだ。宮崎県にもコールセンターがあると聞いたが、大切な役割を果たしているのだろう。
顧客が勉強すればするほど、対応してくるのが欧米の文化である。日本の製造業は、SCMの本質を勉強した方が良いように思う。大学の先生は特に。学生が可哀想だ。

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