2008年10月16日木曜日

秋日和

秋の快晴の日が続く。明るく空気が澄んで気持がよい。<頁繰る如く秋晴今日も亦>(星野立子)。気持ちよく近所を散歩した。運動会を終えた小学生が遠足に出ている。近くの幼稚園では園児が小さな運動場で遊んでいる。「秋日和」という感じ。無風の静穏な街である。しかし、秋晴や秋日和は崩れるやすい。移動性高気圧がもたらす秋晴であるから、長くは続かない。変わりやすいものの例えになる。 江戸時代は「秋日和」と詠まれていたが、正岡子規により「秋晴」が歳時記に取り上げられた。昼間は、心地よい。<秋晴の何処かに杖を忘れけり>(松本たかし)。気持ちよく快い天気に、ついつい杖もどこかに置いてきてしまう。菊日和、柿日和も良い。 シニアネット 『おいおい』 第772号 (2008.10.16)より

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