2007年10月29日月曜日

シニアネット 『おいおい』 第622号

━━ senior citizen net ━━━━━━ 2007/09/30━━

     シニアネット 『おいおい』         第622号

━━━━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━

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 霧の村石を投らば父母散らん         金子 兜太  

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 霧深い故郷の村。その村を出ることなく一生を終った「父母」と出ていった作者と。限りない深い愛情が詠われた。「石を投らば」は放るか抛るであろうが、「投げる」にした方のは、石が当りそうに見える。
 父元春は医師で俳人。秩父音頭を創作した人としても知られている。父は伝統的な故郷の風土を愛しつつも進出的でもあった。少年兜太に大きな影響を与えたであろう。埼玉県小川町生まれ。(1919- )。

┏━━ 九月尽 ━━━━━━━━━━━━━━━
  陰暦の9月末日(今年は11月9日)。秋が終わり冬が始まり、秋を惜しむ気持ちがあった。九月尽には、いく秋を惜しむ気持ちが込められていた。最近は、陽暦の9月末日を詠むものも多い。企業では、半年決算では9月末日が決算日だったことがある。年1回の決算の中間決算。3月尽の本決算と並ぶ。
明日から10月である。大きな変化は産経新聞社と毎日新聞社のネットのTOP画面が大きく変わる。ますます、ネットが楽しくなる。

┏━━ 新聞が変わる ━━━━━━━━━━━━
◎新聞とネットの融合 産経(MSN)と毎日(Yahoo)◎
ネットの急速な普及が既存メディア、とりわけ新聞とネットが融合する。米国では、新聞の販売・広告収入いずれも減少し、経営不振に陥り、身売り・買収も相次いでいる。国内新聞社のネット対応は必ずしも迅速ではなかった。ここにきて、5紙がそれぞれに、ネットとの融合を開始した。宅配システムの維持が本命の日本の新聞業界に、小さな波だが起こり、潮目の変化が見え始めた。

30日;産経社説(1)新聞・ネット融合 発想豊かに使いこなそう
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070930/shc070930001.htm
『新聞とインターネットの融合の動きがいよいよ本格化してきた。10月1日から産経新聞グループとマイクロソフト(MS)は新ニュースサイト「MSN産経ニュース」を、毎日新聞がヤフーなどと連携を強化した新サイト「毎日jp」をそれぞれスタートさせる。
  その意味で、産経新聞が紙媒体の締め切りに沿って配信していたスクープも、直ちにサイトに掲載する方針を明確にしたのは、記者はじめ新聞の作り手に意識改革を迫ることになる。紙媒体では物理的な制約から難しい裁判の冒頭陳述や判決などの全文掲載も、ネットでならば可能となる。用語解説、過去の関連記事も容易に検索できる。既存の新聞作りにとらわれず、「ネットならこんなことも」という着想から、思いもかけぬ情報提供サービスが生まれてくることもあろう。
 読者の側も同様だ。ただ記事を読むだけではなく、さらに詳しく調べる、その記事へのコメントを書き込むなど重層的な展開が可能になる。自由な発想で縦横に活用すれば、知的好奇心を十分に満足させるツールになる。むろん、新聞社である以上、紙媒体をおろそかにすることは許されない。ネットと紙という異なる媒体の特性を意識して使いこなし、記者自身がレベルアップしなければならない。
 ネット時代の新聞事業のあり方については、日本はもちろん、先端を行く米国でさえ手探り状態だ。収益モデルが確立されているわけではなく、さまざまな修正も必要だろう。それでも、ここへ来て活発化してきた国内新聞社の競争がネット社会全体を新たなステップに導くことを期待したい。
関連記事と新しいTOP画面
http://www.sankei.co.jp/keizai/it/070930/itt070930000.htm
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070930k0000e040046000c.html
http://mainichi.jp/

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