2007年11月9日金曜日

シニアネット『おいおい』 第638号

━senior citizen net━━━━━ 2007/11/08━

 シニアネット 『おいおい』       第638号
 
━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━

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御火焚や霜うつくしき京の町     与謝 蕪村

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 8日は「立冬」である。「御火たき」は11月に京都の寺社で、火祭りが行われる。このころから京都の街は冬の気配が濃くなる。京都の美しさをよく知っていた蕪村らしい句である。「霜」、「京の町」と美しい。「御火たきや犬も中々そぞろ貌」の句もある。
京都市伏見区の伏見稲荷大社では、8日に「火焚祭(ひたきまつり)」を行う。その年に収穫した稲藁を焚いて豊作に感謝して春に迎えた稲荷神を山へ送る。井桁で組んだ火床3基で、信者が奉納した数十万本の火焚串を焚きあげて神恩に感謝する。
 大阪市生まれ。(1716-1784)。

┏━━ 立冬  ━━━━━━━━━━
 これより冬に入る初めの節。太陽が黄経225度のときを言いう。日脚も目立って短くなる。秋から冬への移行時期は見定めにくい。立冬を「冬立つ」、「冬に入る」、「冬来る」、」などと言う。冬の季節風が吹き始め、木枯らしが本格的に吹く。日差しも弱まり、日の暮も早くなる。冬は「しぐれ」と「小春日和」を繰り返しながら,冬がやってくる。立冬は、冬を意識させる日でもある。
     「冬に入り一と日一と日と衣好み   星野立子 」

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