2007年10月17日水曜日

シニアネット 『おいおい』 第610号 巻頭紹介

━━ senior citizen net ━━━━━━━ 2007/08/31━

 シニアネット 『おいおい』         第610号
 
━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━

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 本尊に茶を供すれば秋蚊出る       高浜 虚子

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 昭和24年(75歳)作。句集『650句』所収。「本尊」の場所は鎌倉市の東慶寺。駆け込み寺。庫裡での句会での作品である。「秋の蚊」は蚊の執念深さを感じる。もう秋なのに,蚊が出てくると忌々しそうな感想である。「東慶寺」の本尊は、釈迦如来である。臨済宗。明治の初めまでは、縁切り寺であった。女性から離縁ができなかった時代の話。
 愛媛県松山市生まれ。(1874-1959)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%85%B6%E5%AF%BA

┏━━ 八月 ━━━━━━━━━━━━━━━━
       ◎中長期の展望◎
本日は、31日。8月は毎週日曜日―水曜日―土曜日と定期的に発行してきた。行事が重なり新聞もろくに読めてない。安倍改造内閣も分析できてない。その償いとして、中長期的な私なりの展望をしてみた。病気しているのではないと言うシグナルです。
安倍内閣の躓きは、総理自身の勉強不足である。つまり、苦労知らずの「坊ちゃん内閣」のためだ。塩崎官房長官は、夏目漱石の「坊ちゃん」の選挙区である。日銀出身のエリート。官房長官になるまでは、メルマガが楽しみだった。最近は来ない。
戦後の処理も、二,三世議員の処理からしなければならないのではなかろうか。小泉前総理のお陰で、与党の族議員は少なくなった。与党のお粗末さは目に余る。民主党の幹部からして2,3世議員が多いのは何故だ。小沢一郎党首も2世議員で、保守勢力の代表である。崇拝する岩手県出身の原敬とは、似ても似つかぬ人物である。原敬の庶民性とは関係ない。政治の世界が2、3世議員というが、財界にも多い。敗戦後、たたき上げの創業者が苦労した大きくした会社も、「坊ちゃん社長」で経営に行きずまった例が多い。
子供の時に、見て育ったようだが、実態は知らずじまい。安倍総理が、祖父岸元総理の薫陶を受けているようだが、形骸しか見てない。政治の辛酸をなめてない。銀のスプーンで育った。創業者の親父の教育を受けてない。経営のように、生き物は扱えないのである。
芸能人の世界も、2,3世タレントが増えている。いや、サラリーマンの世界も同じである。流動的な雇用社会から固定的な雇用社会になっている。社会全体が、封建社会のように世襲制に近くなって来たのではないか。
上昇型の、右上がり社会から、安定的な固定社会なってしまった。それが、構造改革が必要とする社会になっている。「戦後のレジーム」は政治の世界だけではない、日本社会を覆った黒い霧ではないだろうか。

┏━━ 参議員選挙 ━━━━━━━━━━━━━
      ◎選挙はだれのためか◎
 我が家では、今回の選挙くらい静かな選挙はなかった。自民党から、1度の電話もない。選挙ビラも来ない。過去の参議院選挙は、選挙区を比例区の政党を分けたりしていた。今回は、両方とも自民党にした。義務として。選挙区は、73歳の長老である。6年後には79歳。あまりにも御高齢に過ぎる。仕方がないではないか。比例区は、桝添要一さんを記名投票した。期待の星として、今回の世論調査では内閣支持率を上げた。
 ねじれ現象も参院の場合は当たりまえである。選挙の結果がこのような政治現象になるとは思わなかった人も多い。出口調査結果でも、自民党の支持者で民主党に投票した人は多いようだ。
 自分の投票行動が、大きな変化をもたらしたことを気つかない人も多いことよ!

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