2007年5月3日木曜日

シニアネット 『おいおい』 第564号 巻頭紹介

━━ senior citizen net ━━━━━ 2007/05/01━

     シニアネット 『おいおい』         第564号
 
━━━━━━━ 行動するシニアのための情報紙━━

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メーデーの列とはなってをらざりし    稲畑 汀子

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 5月1日は「メーデー(労働祭)」である。万国労働者の喜びを謳歌する日だった。英国で働くものが集まり踊る祭典からスタートした。アメリカでは、1886年8時間労働を要求して初めて大がかりなデモを行った。わが国では大正9年(1910)に第1回が行われた。現在は死語になっている。
 メーダー歌を歌いながら、赤旗を立て街頭を行進する風景は消えた。最近は市民も参加して色彩も華やかになり、レクレーション化した。「列とはなってをらざりし」でデモの形ではない。メーデーの午前は、雨にたたられた。今年も午前中は雨だった。午後は晴れた。

┏━━ Start ━━━━━━━━━━━━━━
       ◎匿名は社会の生長を阻害する◎
 「匿名」のメリットとデメリットについいて私見を述べたい。
社会的な公序良俗に反するような犯罪行為の告発は許される。しかし、民法の利害に関する情報の公表や暴露は許されない。正々堂々と名乗り出て、利害を主張すべきである。特に、上司を陥れるような卑劣な告発は生命を賭けて戦うべきである。姑息な手段は選ぶべきでない。
 「告発社会」になると、陰湿な組織になり、生長が鈍る。明るく、気持ちよく、批判しあい、議論しあえる、民主的な組織が大切である。自由に、堂々と、話し合える社会が、民主々義社会の第1歩である。社会主義社会の「告発」が、「自己批判」が、どれだけ害悪を流したかを忘れてはならない。社会の進歩を阻害したか。

┏━━ Plan ━━━━━━━━━━━━━━━
       ◎領収書不提出は政治家特権か◎
税務署より、確定申告の資料不足で、領収書の提出を求められた。自民党の年会費の1万円の領収書である。政党関係の資金収支の領収書に関しては、厳密である。某大臣は、すべて5万円以下だからと言う理由で領収書を提出してない。政治家と一般納税者には格差がある。納税義務は、国民の三大義務の1つである。憲法の前では平等ではないのか。一般納税者に、すべての領収書を請求するなら、政治家にもすべきではないか。すべての領収書の提出は、政治家として当然ではないか。

30日;毎日社説(1)政治とカネ 領収書で幕とはいかない
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20070430ddm005070097000c.html
『政治資金管理団体の事務所費について、自民党が5万円以上の経常経費支出(事務所費、光熱水費、備品消耗品費)には領収書のコピー添付を義務付けることを認める方向になった。ところが、「ナントカ還元水」に象徴される松岡利勝農相の光熱水費問題など、ほとんどは真相究明が宙に浮いたままになっている。領収書は提出した報告書の記載が正しいかどうかを証明する資料だ。今の政治資金規正法でも添付は義務付けられていないが、不審な点が発覚した際、説明が可能なように1件5万円以上の領収書は3年間保存することになっている。しかも、これでは支出の記載を「1件5万円未満」に細分化してしまう抜け道が残る。民主党が既に改正案を提出しているように、この際、せめて1万円以上は領収書を添付すべきである。
 松岡農相は「国会でルールを決めてもらえれば、それに従って公表する」とも述べている。だが、仮に改正すれば、今度は「それは今後のルールで過去の話は関係ない」と強弁するのではなかろうか。安倍首相もこれで乗り切れると思っているとしたら参院選では有権者からしっぺ返しを食うだろう。規正法違反である報告書の虚偽記載の疑いが一向に消えていないことを改めて指摘しておく。 一方、民主党は多額の寄付を報告書に記載していなかった疑惑で参院副議長を辞任した角田義一氏ら3人を厳重注意などとした。鳩山由紀夫幹事長は「自民党との違いを示した」と言うが、党規則の中でも軽い処分だ。角田氏も辞任会見では質疑を打ち切り、その後もまるで説明をしていない。 自民、民主どちらが「どっちもどっち」の状況から抜け出すか。有権者はそれを見ているのだ。

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